2011年4月17日日曜日

【福島第一原発事故時系列まとめ】  ●11日15時25分: 【地震】女川原発自動停止 東京電力は確認中[テレビ朝日]
・11日午後3時前の時点で、女川原子力発電の1、2、3号機のすべてが自動停止


●11日15時25分: 福島第1・第2原発が自動停止[日テレ]


11日16時38分: 原発11基が自動停止 周辺に異常なしと保安院[MSN産経]
・宮城県の東北電力女川原発1~3号機(女川町)
・福島県の東京電力福島第1原発1~3号機
・福島第2原発1~4号機
・茨城県の日本原子力発電東海第2原発
計11基が自動停止


●11日18時1分: 東電、福島第一原発、外部電源が一部故障[朝日]
・自動停止した1,2,3号機向けの外部電源2系統のうち、1系統が故障停止
・非常用ディーゼル発電が起動したが、午後3時41分に故障停止
・外部電源が確保できない状況
・第一次緊急時態勢


●11日23時35分: 福島第1原発、冷却機能停止、復旧急ぐ[日刊工業]


●12日6時42分: 地震:放射線量1000倍に 福島第1原発・中央制御室[2011/3/12 6:42][毎日]
・福島第1原発1号機の中央制御室で検出された放射線量が通常時の約1000倍に達した
・放射性物質を含む蒸気が建物内に拡散している可能性


●12日6時44分: 福島第1原発、避難区域10キロに拡大 放射線量8倍[日経]
・「原子力建屋の中でなんらかの機器が破損し、放射能が外部に漏れている可能性があるため」


●12日7時36分: 菅首相、福島第1原発近くに到着[毎日]
・首相が原発近くのヘリポートに到着。


●12日7時36分: 第二原発でも緊急事態通報[NHK]
・福島第二原子力発電所では、1号機と2号機、4号機で、原子炉を十分に冷やすことができなくなっている
・福島第一原発に続き「緊急事態」の通報がおこなわれた


●12日7時46分: 福島第二でも重大事故 原子炉の圧力抑えられぬ状態[朝日]
・福島第二原子力発電所の1、2、4号機で圧力抑制室の温度が100度を超え、原子炉の圧力を抑えることができなくなった
・原子炉内に水を補給して対処


●12日8時0分: 福島第二原発で作業員1人死亡 第一では2人が不明[朝日]
・地震の発生直後に福島県の福島第二原発で協力会社の作業員が死亡
・第一原発で社員2人が行方不明


●12日12時33分: 東電幹部「燃料が損傷の可能性」 福島第1原発1号機[MSN産経]
・福島第1原発1号機の燃料が損傷している可能性
・原子炉内の水位が燃料の上部先端から約50センチ低い
・「燃料は過熱のおそれがあり、損傷の可能性も否定できない」


●12日13時14分: 東電副社長が会見 停電で原子炉の空気圧下げは人力[MSN産経]
・12日はピークを迎える18時から19時に3800万KWの電力需要が想定されるが、供給力は3700万KWしかない。節電がおこなわれないと停電が広がるおそれ。


●12日14時15分: 福島第一原発1号機周辺で、核分裂によって発生するセシウムという放射性物質が検出されたことから、炉心にある核燃料の一部が溶けでたと見ていると発表(保安院)[NHK]


●12日14時45分頃: 1号機はECCSが動いてないようなので、炉心溶融が進むと危ない。過熱すると原子炉が壊れて大変なことになるが、それを避けるために蒸気を逃がすと、放 射能が大量に出るスリーマイル型の災害になる。たぶん後者を選ぶしかない。 @ikedanob 池田信夫さんTwitter


12日15時36分:福島第一原発第1号機が爆発。4名負傷。白煙があがる。(この事実は2時間隠蔽された。詳細が発表されるまで5時間を要した)


●12日16時半頃:福島第一原発にて爆発音。白煙が上がっているとの報告もあり。作業員4名が怪我。(朝日新聞)


●12日17時45分:爆発音の発生を受け、官房長官が緊急会見。「原子炉そのものとは確認されていないが、なんらかの爆発的な事象が確認された。総理や 専門家をまじえて、情報の把握と分析など対応にあたっているところである。放射能について測定はおこなわれているところであるが、18時過ぎに新しい数字 がでてきます。落ち着いて行動を。」


●12日19時16分頃: 福島第一原発の避難指示が半径20キロに拡大された。


●12日20時20分: 福島第一原発第1号機の圧力容器へ海水注入が開始される


●12日20時30分: 菅直人首相が会見。続いて枝野幸男官房長官が会見。MSN産経による会見詳報,NHK科学文化部ブログによる全文書き起こし


●12日22時15分: 福島第一原発第1号機への海水注水作業を中断。地震発生のため。


●13日1時23分: 福島第一原発第1号機への海水注入再開


●13日5時: 官邸ホームページの地震関連ページに資料追加「東北地方太平洋沖地震への対応」(PDFファイル)


●13日7時2分:福島第一原発第1号機の圧力容器が海水で満たされる


●13日13時50分: 東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町~石巻市)にて基準値の4倍を超える放射線値を検知。福島原発から風で流れてきたものか?


●13日15時30分:福島第一原発第3号機、爆発のおそれありと官房長官が会見で発表。
(3号機はプルサーマル発電。MOX燃料(プルトニウム+ウラン))


●14日6時50分: 福島第一原発第3号機で放射線を帯びた蒸気の放出検討のため作業中の作業員に屋内退避指示。作業員は原子炉を冷やすための海水注入作業にあたっていた。


●14日11時1分: 福島第一原発第3号機で水素爆発が発生。爆発音は2回にわたり、水素爆発特有の白い煙とは別に灰褐色の煙が高くあがったとの情報。第3号機の建物外壁がなくなり、骨組のみとなっている模様。半径20キロ圏内屋内退避指示


●14日11時15分: 福島県沿岸部、津波接近との情報


●14日12時0分: 原子力安全・保安院が会見。福島第一第3号機の爆発で負傷者が出ており救急車の要請をおこなっていると発表。上空の風向きは西~南西。


●福島原発付近の病院で被曝した関係者のうち3人が除染後も汚染の高い数値が検出された。、2次被ばく医療機関に搬送。


●福島第一第3号機、格納容器は健全であり放射性物質飛散の可能性低いと官房長官発表


●14日13時38分: 福島第一原発第2号機、冷却水の循環ポンプが停止。炉内の圧力が上昇し水位低下がはじまる


●14日15時45分: 福島第一原発第2号機の冷却機能がすべて失われたとの報道


●14日15時45分: 東北電力原町家電発電所で火事との報道


●14日16時30分頃: 福島第一原発第2号機に海水注入開始


●14日17時17分: 福島第一原発第2号機、燃料棒上端の露出がはじまる


●14日18時22分: 福島第一原発第2号機、燃料棒が完全露出


●14日21時37分: 福島第一原発周辺の放射線量が3,130マイクロシーベルトであったと発表「15条通報」


●14日23時20分: 福島第一原発第2号機で再び燃料棒が完全露出(ダウンスケール)
なんらかの理由により弁が閉まってしまい、それにより内部の圧力が高まり、水を注入できなくなった。


●15日1時10分: 福島第一原発第2号機 安全弁が開き炉内の圧力低下


●15日6時10分: 福島1-2で爆発音


●15日6時10分: 福島1-2 サプレッションプール(圧力抑制室)に損傷が発見される。放射性物質の閉じ込めがうまくいっていない可能性


●15日8時30分頃: 福島1-2の水位が回復をはじめ、燃料棒の半分程が露出している状態との報


●15日8時30分頃: 政府が統合対策本部を立ち上げたとの報


●15日8時30分頃: 福島1-2 発電所所長判断で一部従業員が退避を始める


●15日8時31分: 福島第一原子力発電所正門付近で8,217マイクロシーベルト/h計測との報


●15日9時頃 米国に原子炉の温度を下げるための支援を要請、午前中に米軍横田基地のポンプ車が届く予定


●15日11時0分: 菅総理より国民へのメッセージ発表。福島第一原子力発電所より20キロメートル以内より全員退避。30キロメートル以内は屋内待機。福島第ニ原子力発電所については10キロメートル以内より退避。


●15日11時13分: 枝野官房長官、福島第一原発2号機3号機付近で最大400ミリシーベルト/hの計測結果。(1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルトに相当)。


●16日8時30分: 福島1-3より白煙。原因不明。水蒸気かと言われている。格納容器からの水蒸気であると推測され、これは放射性を帯びたものである可能性がある。


●16日11時30分頃: 枝野官房長官(総理大臣官邸)会見にて。福島第一原発。「ミリ(シーベルト)単位の(計測結果がでている」ので作業員は退避している。4号機への注水は地 上からの注水を準備中。まだ注水はおこなっていない。空中からの注水をせよとの意見もあるが、リスクが高いため現実的ではない。


●16日午後4時頃:政府の対策本部からの要請を受けて、福島第一原子力発電所の3号機へ水を投下する
準備を進めていた自衛隊のヘリコプターは、上空の放射線量が規定された上限を大幅に
超えていることから、16日の作業を断念した。


●16日:米軍が福島第一原発93キロメートル以内の立ち入りを原則禁止


●17日9時48分: 自衛隊が福島第一原発への散水を開始。3号機4号機。


●17日: 福島第一原発へのヘリコプターからの散水の結果。
放水前 :3782マイクロシーベルト
放水後 :3754マイクロシーベルト


●【福島第一原発事故 上空からの現場映像】

http://www.ustream.tv/channel/iwj7

●18日: 福島第一原発の電源復旧作業が19日以降にずれこむとの報。当初17日と言われていた作業。電源復旧後、冷却装置を作動させる予定だった。


●18日: 福島第一原発敷地内の共用プールという場所に使用済み燃料があと6400本あるとの報。津波で共用プールの冷却装置は故障している。数年かけて冷却されているものであるが、11日の地震以降、水温水位ともに測定できていない。


●19日午前: 菅首相が民主党で代表経験者のうち鳩山由紀夫前首相、小沢一郎元代表、前原誠司前外相と首相官邸で会談、震災対応について協力を要請との報。


●19日: 東京電力は従業員が福島原発事故で受ける被曝限度を100ミリシーベルトから150ミリシーベルトに引き上げたとの報


●19日: 福島1-2への電源ケーブル敷設が完了


●19日16時過ぎ: 枝野官房長官会見[全文]


●19日: [政治]菅直人首相が自民党の谷垣禎一総裁に副総理兼震災復興担当相での入閣を打診したが拒否された。(MSN産経)


進展があり次第随時記載

※エキサイトニュース一部引用(http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110315 /Getnews_103636.html?_p=1)※ガジェット通信(http://getnews.jp/archives/103636)
※一部解説、加筆あり。

【用語集】
●シーベルト (Sievert) は、生体への被曝の大きさの単位。
1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)


●被爆(ひばく)とは、爆撃によって被害を受けることである。通常は、直撃弾を受けるか、命中しなくても直接標的にされて攻撃された場合を指す。特 に原子爆弾や水素爆弾によって被害を受けることを指すことが多い。原子爆弾・水素爆弾による被爆の場合は、通常の火薬による爆撃と異なり、直撃を受けなく とも被爆という。
●被曝(ひばく)とは、人体が放射線にさらされることをいう。被曝したときの放射線の量は線量当量(または単に線量)で表す。線量当量の単位はシー ベルト、Sv。ただし、短時間の高線量被曝に対しては生物学的ガンマ線相当線量(単位グレイ・イクイバレント、GyEq.)が用いられる場合もある。
『放射線源を体の内部に取り込んだ場合の被曝を内部被曝という。これに対し、放射線源が体外にあって放射線だけが体に照射された場合の被曝を外部被曝という。放射線源を体内に取り込む経路には以下のようなものがある。』
・放射性物質を口から取り込む(汚染された飲食物を摂取するなど)
・放射性物質が皮膚の傷口から血管に入る
・放射性物質のエアロゾルまたは気体を肺で吸い込む

●放射線(ほうしゃせん)とは、一般的には電離性を有する高いエネルギーを持った電磁波や粒子線のことを指す。
●放射能(ほうしゃのう、Radioactivity)とは、物理学的な定義では、放射線を出す能力である。
●沸騰水型原子炉(ふっとうすいがたげんしろ、英: Boiling Water Reactor、BWR)は、核燃料を用いた原子炉のうち、純度の高い水が減速材と一次冷却材を兼ねる軽水炉の一種である。

※沸騰水型原子力発電の仕組み
出典:(財)原子力文化振興財団「原子力」図面集2002-2003

●制御棒(せいぎょぼう)とは原子炉の出力を制御する為の棒である。
●ウラン 核燃料として原子力発電に利用されるが、核兵器への転用が可能。、原子番号 92 の元素。
●プルトニウム は核兵器の原料や、プルサーマル発電におけるMOX燃料として主に使用される。原子番号94の元素である。プルトニウムはアルファ線を放出するため、体内に蓄積されると強い発癌性を持つ。
●プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。
●MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜたものである。
●チェルノブイリ原子力発電所事故(チェルノブイリげんしりょくはつでんしょじこ)とは、1986年4月26日1時23分(モスクワ時間 ※UTC 3)にソビエト連邦(現:ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故。広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)に換算して約 500発分の原爆投下に相当する量の放射性物質が撒き散らされたことから、「核戦争」とも表現された。後に決められた国際原子力事象評価尺度(INES) において最悪のレベル7の参考事例として知られている。
●原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)は、原子炉を利用して、核燃料であるウランやプルトニウムが核分裂反応をする際に発生する熱で水を沸騰させ、水蒸気で蒸気タービンを動かして発電する発電所のことである。また、原子力発電を行う場所そのものを指す。
●炉心溶融(ろしんようゆう)、メルトダウン(英語: meltdown)とは、原子力発電所で使用される原子炉の炉心にある核燃料が過熱し、燃料集合体または炉心構造物が融解、破損することを指す原子力事故 [1][2]。最悪の場合は原子炉圧力容器や原子炉格納容器、原子炉そのものが破損され、放射性物質が周囲に拡散することも想定される。
●水蒸気爆発(すいじょうきばくはつ、phreatic explosion)とは、水が非常に温度の高い物質と接触することにより気化されて発生する爆発現象のこと。
※Wiki引用
【現在状況】
●政府が正確な数値を公表しているのであれば、
関東地方はさほど影響が出る程度の数値ではない。

●近隣住民と作業員は被爆の可能性がある。
●吸い込む事が一番まずいのでマスクをする事が良い。
●ヨウ素を先に摂取しておくと悪いヨウ素をあまり体内に取り込まないので、
昆布・わかめ・海苔等の海産物で、予め予防する。甲状腺がん予防。

●微量ながらもすでに関東まで放射線は来ている。
●ヨウ素のうがい薬を飲むとよいは、ガセ。
逆に人体に悪影響になる可能性がある。

●一般市民→20~30キロ避難 原子力保安院の職員50キロ避難
(※保安院が市民より避難しているという事と、現状50キロ離れると安全という事が推測できる。)

●原子力発電所で求人
【急募】
募集職種 作業員(福島第1・第2原発)
雇用形態 正社員以外
仕事内容 原子力発電所内の定期検査・機械・電気・鍛冶溶接及び足場作業
日給 9,000円~11,000円
月額平均 189,000円~231,000円+皆勤手当 8,000円
募集年齢 不問
応募資格 不問
特徴 学歴不問
年齢不問
通勤手当あり
各種保険あり
マイカー通勤可能
スキル・経験 不問

http://job.j-sen.jp/hellowork/job_3373229/
●欧州議会「放水車や上空からの水の投下で原発を冷却する」日本の技術力に呆れる
※有効な記事があれば追加します。
【全国の放射能濃度一覧グラフ】
http://doko.in/micro/
【東電「ツイッター始めました」】
http://twitter.com/OfficialTEPCO
【東電 第二原発で冷却作業にあたっていた人が実名で日記】mixi
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1689991019&owner;_id=24641205
【原子力発電のしくみ】
http://www.atom-higashidoori.jp/02_hvae/index1.html
【MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説】
http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/2406950.html
【スリーマイル島、チェルノブイリ原発事故と被害の実態】
http://www.nuketext.org/threemile.html
【東海村JCO 臨界事故】
http://www.nuketext.org/jco.html
【これが今回の地震の原因!?】
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d;=0310&f;=national_0310_151.shtml
【うんち・おならで例える原発解説】
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