2011年4月22日金曜日

汚染水、6月まで建屋に…3号機は移送せず

 

福島第一原子力発電所の高濃度汚染水の処理問題で、東京電力は21日、集中廃棄物処理施設に移送するとしていた2、3号機の高濃度汚染水のうち、3号機の汚染水は同施設へは移送せず、6月稼働を目標にしている浄化システムを使って処理する方針を明らかにした。

 同施設の容量に限界があることが判明したからで、19日から1万トンの移送を始めた2号機の汚染水も残り全ては収容できず、3号機分までは手が回らないと判断した。
 この結果、1~3号機のタービン建屋周辺にたまっている汚染水は、少なくとも6月までは回収できない可能性が高くなった。これは、原子炉安定化に向けたタービン建屋内での作業も6月までは着手できないことを意味する。
(2011年4月22日03時06分  読売新聞)

 

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